和香ではハイデルの箔押し機をはじめ、たくさんのマシンが職人さんと一緒に働いています。
勉強しつつ少しずつご紹介できればと思います。

我が社では色々なペーパーアイテムを印刷加工していますが、何はともあれ用紙がないと話になりません。
通常、お取引のある紙の卸商や製紙会社から用紙を仕入れています。
(「刷り本」と呼ばれる外部で印刷された紙の束が入ってくることもあります)

その用紙が会社に搬入された時に、印刷や箔押しをおこなう前に、加工しやすい大きさにカットする必要があります。

そこで断裁機の出番です。
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逆に印刷や箔押しが終わった最後に、仕上がりサイズに綺麗に切って(化粧断ち)、お客様に納品するという締めくくりの仕事もやはりこのマシンの仕事です。

この断裁機は旧式ですが、職人Kさんが毎日綺麗に磨きながら大事に使っています。

どうです、このピカピカな内部!

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断裁機が刃こぼれしてくると、断裁面に斜めのパターンが浮かぶそうで、これを「雨が降る」という言い方をするそうです。
こういうスジスジ、見たことあります。確かに「雨」降ってますね。うまい言い方するなあ。

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先日、刃の取り換えをするというので、見せてもらいました。

デカイです。これが落ちてきたらと思うと怖いですね。

実際に紙を切るときも家庭の包丁で野菜を切る時のようと同じ、斜めに刃を動かすのだそうです。
まっすぐ上から下にザクッといくわけではないのですね。

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(確かに斜めに装着されていますね)

庖丁を取り替える様子を見ればわかりますが、安全性にはかなり気を使った仕様になっていました。

まず左右の扉を開けて、その中にあるハンドル式のものを工具で回し、交換の準備をします。
左右から吊ってある形になっているんですね。

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取っ手のある庖丁受けを用意して高さを合わせて支えておきます。
大きな庖丁はいくつものネジで締められて、固定されています。それを一つ一つ緩めていきます。

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手間はかかりますが、「安全第一」!
庖丁受けで刃先を保護しながら完全に庖丁を取り外します。

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「これって重いですよね?」

「持ってみる?」

(((;゚Д゚;)))

……重かったです。
(ちゃんとカバーしてもらい、取っ手を握って持ち上げただけですがビビりました。10kgくらいあったでしょうか)

逆の手順で、研ぎ屋さんに研いでもらった、ピカピカの庖丁を取り付けて完成。

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この庖丁、新品の時はもっと高さがあったのが、長年使ううちに随分短くなっているらしいです。
確かに家庭の包丁も長く使い込んでいるものはかなり削れて小さくなってしまいますね。
そういう包丁、叔母の家で見せてもらったことがあります。

永井断裁機を検索して見たら、かなり面白い質問集がありました。


なんだコレ?(>∀<)

ユーモアのある会社なんだろうなぁ。
他にも深イイQAがたくさん掲載されていますので、興味のある方はどうぞ。

和香では、今日も板前さんのような職人Kさんが道具と素材を吟味しながら
美味しい仕込みをするように、永井の断裁機でお仕事をしています。

旧式でもちゃんと数値入力で正確な断裁ができる
頼れるマシンです!!

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# by wakocards | 2017-04-12 18:47 | 和香ではたらくマシン紹介 | Comments(0)

「ホロ黒」

4月1日は和香のお花見でした。
とはいえ、天候も良くなくて、桜の開花状況もまだまだだったので完全室内飲み会になってしまいました^^;;;

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でも普段はゆっくり話を聞くことのできない職人さんの話が聞けたり、一緒にお酒を飲む機会があるというのはやっぱり嬉しいものです。

お花は全くと言っていいほど見ませんでしたが、華やかなホログラム箔の新製品を見せてもらいましたよー。

黒いホログラム箔
その名も「ホロ黒」

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奥行きが深く見えてゆらゆらと妖しい輝き。
これはデザイナーのココロをくすぐる表現力を持った素材だと思います。
これを使ってどんなデザインが出てくるんでしょう。
このほかにも白いホロ箔も近日発売予定だとか。


この日、基本の箔についてのお話も社長自ら教えていただきました。
薄いメタリックホイルは、実は何層にも分かれているそうです。
ベースのフィルムの上に金や色など箔押しで使いたい色の層「着色層」、メタリック感を出すためのアルミを真空で溶かして蒸発させてフィルムに付着させる「蒸着層」があるのですが、ベースフィルムと「着色層」の間にベースから色の層がはがれやすくするために「離型層」というのも大事な役割を持っています。最後に印刷用紙に接着しやすいようにする「接着層」というのがあって、全部で5層。
1.ベースフィルム
2.離型層
3.着色層
4.蒸着層
5.接着層

素材を開発する人もたくさんの試行錯誤をしたんだろうなあ。
詳しくは村田金箔さんのサイトがわかりやすいです。

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2の「離型層」があるからこうして色を抜くことができるのですね。

さらに、3の「着色層」に入れる色によって様々な色味の箔があったり、色々なホロ加工(エンボス)工程を追加でを入れることによって光の反射を受けて色々な形にきらめくホロ箔ができたりするみたいです。
うーん勉強になる花見(花は見てないけど)だー!!

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和香では美しいホロ箔のブライダル製品も色々とございます。
チェックしていただければ幸いです。


東京の桜は今週半ば〜末くらいが見頃なのかもしれません。(*^^*)

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# by wakocards | 2017-04-03 16:38 | 箔のはなし | Comments(0)

毎日色々な仕事が巡っている社内です。
最初に指導してくれた先輩は「ミスはやっていいから」と言ってくれました。

私はデータをいただいてから印刷に適した加工・手配をする業務担当ですが、これまでに、いろいろミスをたくさんしています。
ほとんどが制作の途中で、営業の担当の方や、現場の職人さんが気がついてくれて
納品まで行ったのは少しだけですが、(あるんかい!!)
経験値が上がっていることだけは確かです^^;;;


忘れないように書き留めておきます。

「名刺の肩書きが落ちた」など、一部の文字が抜けてしまった。
>>そこだけロックされていたり、そこだけグループ化されていなくてコピペする時に拾い漏れがおきた。

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アミ点の入った箔押し印刷には向かない銅版を作成してしまった。
>>線はK100で安心したら中の塗りがリッチブラック。
または「透明効果」が使われていて、気がつかなかったケース。

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部分的に削除したはずが想定外の部分も削除されてしまった。
>>グループ化されていたりアピアランスやクリッピングマスクが適用されていて選択が上手くいかないことも多い。

封筒の「別納マーク」と「後納マーク」の見間違い。
>>たくさん進行している封筒のなかで、マークは1種類かと思ったら2種類あった。

封筒のベロ部分、塗り足しが足りない。
>>色を使うところ、塗り足し伸ばし忘れ。

ショップカードのQRコードがRGBで入稿されていた。
>>スミに変更〜!!

元がRGBで作られていたらしいデータ、CMYKになっているから大丈夫かと思ったらくすんでしまった。
>>CMYKの数値が望んでいる色になっているかカラー見本で確認しよう。

裁ち落としまでデータがなかったので伸ばしたら、裁ち落としの少し内側で止めるべきデータだった。
>>データの不備かと思って勝手に直してはいけません。あれっと思ったら確認、確認。


人の作ったデータを触るのは難しいですが、デザインされたそのデータが実際に印刷されて、想像以上に素晴らしい仕上がりになったりすることもたくさんあります。
毎日現場から上がってくる作品たちにうっとりさせられます。

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失敗もあるけれど、私はこの仕事が好きだなあ。
さあ、精進しましょう〜!



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# by wakocards | 2017-03-28 20:06 | 日々のこと | Comments(0)

春のうららかな日差しが続いています。

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和香に入社して5ヶ月が経ちます。

最近、新しいお仕事を任せてもらいました。
取引のあるホテルで、旭日章を受賞された方の祝賀会式典があるのですが、そこで使われるパンフレットの制作です。

受賞された方のプロフィールなど拝見すると、その方が積み重ねてきた人生を感じることができます。
やはり受賞される方というのは、これまでにたくさん社会貢献してこられたんだなあ〜!
そして、周囲に尊敬されたり愛されたりしているからこその祝賀会。
いい式典になるといいなあ、と思いながらデザイン・レイアウトさせていただきました。

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和香では、ブライダル以外に、「叙勲・褒章」祝賀会用の案内状や席次表のペーパーアイテムも作っています。
菊の御紋や鳳凰のマークなどを金の箔押しと浮出し加工で美しく演出します。

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(コチラが菊の御紋の銅版^^)

正直「叙勲」という言葉には馴染みがなく、「じょくん?…ってナニ?」という感じだったのですが、和香に入社してから縁遠いものではなくなりました。
式場や印刷会社さんからのご注文を度々いただております。

「叙勲・褒章」は春と秋、年2回行われる日本の栄典です。
結婚式の披露宴が初々しい人生の始まりをみんなで祝うものだとすれば、叙勲の祝賀会はその方のこれまでの人生を讃える、やはり喜ばしいものなんですね。



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# by wakocards | 2017-03-18 11:32 | 日々のこと | Comments(0)

和香のブライダルのペーパーアイテムは色々な紙に、箔押しやエンボスなど様々な加工が施されています。

さらにそこに中紙を抑えたり綴じたりする実用的な理由もあってゴムリボンや紐、チャームなどがセットされます。
実用だけではなくて、色や素材で見た目にも彩りを添える、大事なパーツです。

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ビーズ付きのものや綺麗なチャームはアクセサリーのようで気持ちがアガります(*^^*)

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これらのパーツは専門の会社に注文して入荷されてきたものをセットしています。
ところが、
最近、その紐たちのトラブルが相次いでいました。

特にひどかったのがこの、赤い房部分でした。
房は、中心の両面テープを糸の束が覆うようにして囲み、糸で綴じてあります。
糸の束の隙間からこの両面テープが見えていて、房同士がくっついてしまうトラブルが生じました。
無理やり剥がすと、せっかくの綺麗な房から糸が飛び出たりして、美しさが損なわれてしまいます。

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(写真はくっついてしまっている様子)
これだけでなく、ある商品は納品時に糸が絡まってしまう、またある商品はロットによって色が違ってしまうなど、複数のトラブルが目立っていました。


今、この問題に同僚のKさんが取り組んでいます。
注文している会社の担当者に何度も来てもらって、改善のための打ち合わせを進めています。

納品の仕方で、一つのトラブルは回避されたようです。
厚紙に並べて房部分はシュリンクがけに。
これだと絡まってしまうことはないですね(>∀<)

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色が少し違ってしまうのは、日々の天候や気温などで染めの状態が変わってしまうのでかなり難しいらしいです。
でも話し合いをすることで、お客様にも説明ができるし、現場にちゃんと問題点を伝えることで、少しでも改善できる可能性もあります。

トラブルはまた出てくると思いますが、その都度話し合いながら何ができるか、一つ一つやるしかありません。
フレーフレー、Kさん!



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# by wakocards | 2017-03-15 19:39 | 日々のこと | Comments(0)