素敵なデザイナーの素敵な年賀状、第二弾、参りますー。

アーティストとしての活動を精力的に行なっているデザイナー、佐々木久枝さんの年賀状です。


昨年の年賀状もコチラにご紹介しています。

今年も花と書を組み合わせた年賀状ですが、昨年は赤いバラに箔押し文字が舞い落ちるように降り注ぐイメージだったのに対して、今年はカーネーションのような花びらのピンクの花から箔押し文字が香りが広がるように立ち上っていくイメージのデザインです。

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カラー印刷まで終えたハガキ持ち込みで、そこに箔を押すお仕事依頼です。

箔押しされる前と後では、雰囲気がガラリと変わるのがわかります。
あえてトーン深めの写真に箔の文字がバッチリ乗ってます。

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綺麗ー!
お部屋に飾っておきたい!


前回、箔の色は赤みのあるつや消し金のNo.101でした。
今回は花がピンク色でやや青系の色味なので、赤みを抑えたつや消し金 No.111をご提案させていただきました。
青金、と言われた時はおおよそNo.108を使うことが多いようですが、場合によっては寒い印象になってしまいます。

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仕上がりにも満足していただき、ホッとしました。

今回もどうもありがとうございましたm(__)m



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by wakocards | 2018-01-30 17:08 | 箔のはなし | Comments(0)

新たな年が始まりました。
株式会社和香を今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年のニワトリに続き、今年の和香の年賀状も制作させてもらいました。
今年はちょっとキラキラ光る用紙(多分、シャインフェイス:ゴールド)に赤と金と黒の3箔づかいのワンちゃんです^^

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普段あまり時間が取れないのですが、この時は現場で撮影ができましたので箔押しのシーンをご紹介しますー!


まずは大断ちした用紙にトンボ付きで裏表に印刷を済ませておきます。
そこに箔押し。最初に赤箔から。

銅版をセットして、箔押し。

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同様に金箔。

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最後に黒箔です。

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最後に仕上げの断裁(化粧断ち)で完成!

シンプルでデザイン的には全然趣向も何もありませんが
今年一年、和香がみなさんのお役に立てることを願ってできた年賀状です。


和香は本日より仕事始めです。
今年も社員一同、張り切って参りますよー!



次のブログでは年末に手掛けた素敵なデザイナーさんの素敵な年賀状を今年も紹介したいと思います。



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by wakocards | 2018-01-05 13:00 | 箔のはなし | Comments(0)

「トムテ」という妖精をご存知ですか?
北欧の民間伝承に登場する妖精だそうです。

さて、そのものズバリ「株式会社トムテ」というデザイン会社があります。

毎年クリスマスカードを発注してくださるのですが、毎回綺麗だったりユニークだったりで、デザイナーの底力を感じさせてくれる会社です。

今年のカードもこんなに素敵ー\(^O^)/
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なんと、箔の5色使い!!


今回のブログでは、このカードがどうやって作られたか、ご紹介しますよー!

11月半ば、最初のご入稿。
ヨコ75mm×タテ125mmのコンパクトサイズ。
表面:白い紙に特色2色刷り
裏面:グレーの紙に特色1C + 箔5色
合紙をして厚みのあるカードにする指定です。
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データには色分けされて指示が入っています。
カードの表裏にある手書きの文字もデザイナーさんが自分で書いたものだそう。
いい感じのさらっと加減でうまいなあー!

もうこの時点で、なんだか素敵なものが出来上がる予感。


まずは校正を出すために各種手配を行います。
・用紙発注、合紙を専門会社に依頼
・特色印刷のための刷版
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・箔5色のための銅版
銅版はお金がかかるのでなるべくコンパクトに作ります。
見当合わせのためのトンボも忘れずに。
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・箔押しする時に位置を合わせるために使うポジフィルム
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私も現場も慌ただしいので現場で押される時の様子は残念ながらレポートできませんが、おおよその流れは下記の通り。

合紙された紙が用意できたら一度「大断ち」(印刷・箔押ししやすい大きさに切っておくこと)し、まずはトンボも入れて特色2色印刷を進めておきます。

銅版が上がってきたのを色ごとにカットして、ジュラルミンの基台に取り付けます。
(写真はすでに仕事を終えた後のジュラルミンに貼ってある銅版。新聞紙がチラッと見えていますが、それには理由があるんですって。また改めてご紹介しますね)

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それからプラテン(箔押し機)にトンボで位置を合わせつつ1色ずつジュラルミン付き銅版を装着し、指定の箔をセット。
特色2色印刷が終わっている刷り本(本じゃなくてもこう言うらしい)に箔押し。
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5種類の箔押しができたところで仕上げカットして校正提出。
ぱっと見、5種類といっても、金箔、銀箔、ホログラム箔くらいにしか判別できないのですが見る人が見ればわかるのだろうなあー!


数日後──。
校正の直しとしてカードの角は丸くすること、表面の特色印刷にも赤い細い線をもっとギリギリ細くする変更が入りました。
もう一度「特色印刷のための刷版」を手配。
それから、5箔のうちの一つを変更するという指示がありました。
そしてこの変更を職人さんに伝えたところ、驚きの提案が。
箔を1色変えるだけなら、初校の予備にその色の部分だけ上から箔押ししてはどうでしょう? とのこと。
ズレたりしないんですね@@!?

お客様に快諾をいただき、その方法で再校を見てもらいました。
色の変更をしてキラキラ度アップした「トムテ」。
この状態、下記の5色の箔が使われています。
A:UKH-つやシルバー
B:UKH-2号金
C:CMサワーゴールド
D:HK204シルバー(ホログラム箔)
E:HK015シルバー(ホログラム箔)
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再校にOKのお返事をいただき、本刷りに。
指定枚数ぶん、特色2色印刷、箔押しの工程を経て仕上げ断裁、角丸加工。
ちなみに合紙の横からのショット。
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こんなに素敵なカードになって納品することができました。(*´∀`*)

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どうもありがとうございました。
来年のクリスマスカードもどんなものが入ってくるか楽しみにしています〜\(^w^)/



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by wakocards | 2017-12-28 16:51 | 箔のはなし | Comments(0)

涼しくなったどころか、昨日、今日と寒いくらいですね。

さてこの季節、手帳やカレンダーの仕事も多いです。

本物の木の皮が表紙になった手帳の箔押し、という仕事もあったみたいで
(実際には木の皮の表面を加工してシート状にしたものに箔押しです)
その様子を見たかったけれど、ゆとりがなくて見ることができませんでした(≧ω≦。)
写真も撮り損ねた。。。
箔押し時に特に木の匂いはしないみたいです。(それだけ現場の職人さんに聞いておいた^^)
来年も多分やる仕事なので、その時には写真撮って紹介しますね。

話変わって、先日、村田金箔のKさんが来年(2018年)の壁掛けカレンダーを持ってこられました。

8月19日のブログ↓で紹介した切り絵作家さんの作品を使ったカレンダーです。


卓上カレンダーではなくて壁掛けカレンダーのほうだったんですね。

一足早めに一部のアップだけをご紹介。

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切り絵自体の美しさはもちろん、ものすごく細かく箔が使われていて、
カレンダー1枚1枚が工芸品のようです。……じゃなくてもうこれは工芸品でしょ。

この部分にこの加工を、という指定をした人もすごいと思います。

もっと知りたい方は村田金箔のHPよりメルマガ最新号をチェックしてみて下さいね\(^w^)/



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by wakocards | 2017-10-07 13:43 | 箔のはなし | Comments(0)

梅雨です。
蒸し暑い日が続きますね。

さて、和香の暑中見舞いカードを作りましたよー。

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まず目に飛び込んでくるのは真っ黒な夜空に光り輝く花火です。

このハガキには印刷スミ1色に、箔押し2色が使われています。
文字は普通の印刷ですが、
夜空には「黒箔」、花火部分は「レインボー箔」!!

このレインボー箔、レインボーのグラデーションが美しいです。
しかも一枚一枚違ったグラデーションが楽しめるのです。
たくさん並べて、花火の真ん中辺に黄色があっった方が華やかだなー、とか、
緑と紫が中心でオーロラみたいだなー、とか、好きなものを選んでほくそ笑んでいます。

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そして、なんといってもこのきらびやかな用紙。
OKミューズ ラフィーネ という紙だそうです。
キラキラ光りながらストライプも入っていて、おしゃれ感アップ。
シンプルなデザインでさみしくなりそうなのに、ぐっと上品な仕上がりに。

実は、文字の印刷部分はDIC184〈紺色〉で刷りたかったのですが、私がちゃんと指定していなかったので黒で刷り上がってしまいました。もっとさわやかな仕上がり予定だったのに〜orz
でも、これはこれで花火がより綺麗に映えていいかもしれない(…と思っておこう、そうしようー)

まだまだ精進が必要なのでございますm(__)m



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by wakocards | 2017-07-01 14:02 | 箔のはなし | Comments(0)

箔にはいろんな色味があります。
手元の箔の見本を見て見ましょう。

箔の見本は下記のサイトで入手することができます。

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カラフルな箔もありますが、スタンダードな金色にも種類が色々あります。
白っぽい金から赤みのある金まで様々です。

和香には、「これと同じやつで〜」という見本をつけたオーダーも入って来るそうです。
実際に印刷物になっていると、背景に使われている用紙の種類や色、箔の面積によって印象が変わりますし、「これと同じ」箔を特定するのは難しい場合も多いです。
つや消し金などはまだわかりやすいですが、艶のあるものは写り込みが邪魔をして普段箔を身近に見ている職人さんでもわかりにくいそうです。

そういうとき、半透明のクリアファイルがあれば、わかりやすいんですってよ!!!
(これも社長に教えてもらいましたー)

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いい感じにつや消し状態になって、箔の持っている色味が見えてきます。

ああ、No.7と9は緑がかっているんですね。
9の方がグレイッシュなんだなあ。

これも現場のちょっとした知恵ですね(*^^*)



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by wakocards | 2017-06-07 12:43 | 箔のはなし | Comments(0)

「ホロ黒」

4月1日は和香のお花見でした。
とはいえ、天候も良くなくて、桜の開花状況もまだまだだったので完全室内飲み会になってしまいました^^;;;

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でも普段はゆっくり話を聞くことのできない職人さんの話が聞けたり、一緒にお酒を飲む機会があるというのはやっぱり嬉しいものです。

お花は全くと言っていいほど見ませんでしたが、華やかなホログラム箔の新製品を見せてもらいましたよー。

黒いホログラム箔
その名も「ホロ黒」

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奥行きが深く見えてゆらゆらと妖しい輝き。
これはデザイナーのココロをくすぐる表現力を持った素材だと思います。
これを使ってどんなデザインが出てくるんでしょう。
このほかにも白いホロ箔も近日発売予定だとか。


この日、基本の箔についてのお話も社長自ら教えていただきました。
薄いメタリックホイルは、実は何層にも分かれているそうです。
ベースのフィルムの上に金や色など箔押しで使いたい色の層「着色層」、メタリック感を出すためのアルミを真空で溶かして蒸発させてフィルムに付着させる「蒸着層」があるのですが、ベースフィルムと「着色層」の間にベースから色の層がはがれやすくするために「離型層」というのも大事な役割を持っています。最後に印刷用紙に接着しやすいようにする「接着層」というのがあって、全部で5層。
1.ベースフィルム
2.離型層
3.着色層
4.蒸着層
5.接着層

素材を開発する人もたくさんの試行錯誤をしたんだろうなあ。
詳しくは村田金箔さんのサイトがわかりやすいです。

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2の「離型層」があるからこうして色を抜くことができるのですね。

さらに、3の「着色層」に入れる色によって様々な色味の箔があったり、色々なホロ加工(エンボス)工程を追加でを入れることによって光の反射を受けて色々な形にきらめくホロ箔ができたりするみたいです。
うーん勉強になる花見(花は見てないけど)だー!!

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和香では美しいホロ箔のブライダル製品も色々とございます。
チェックしていただければ幸いです。


東京の桜は今週半ば〜末くらいが見頃なのかもしれません。(*^^*)

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by wakocards | 2017-04-03 16:38 | 箔のはなし | Comments(0)

今年の年賀状でもう一つご紹介させていただきます。

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こちらは生花と墨象を融合させた作品作りをしているアーティスト、佐々木久枝さんの年賀状です。
NYやパリで個展を開くなど、精力的に活動されています。

こちらの年賀状は印刷物支給に箔押しをするだけのご依頼だったのですが、
元の印刷物と箔押しの依頼データとのバランスが非常に美しいです。
お花に文字が降り注ぐようなデザインもとってもいいですね(*´∀`*)

箔はつや消し金のNo.101です。
輝きを抑えたやや赤みのある箔が、このバラの花と墨の世界とぴったりマッチしました。

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デザインとは違うお話になりますが、実は、この箔のご依頼、とても賢いオーダーなのです。
箔押しをする版は(専門の会社に依頼して)銅を腐食させて作るのですが、使う範囲の縦横サイズに一定の金額をかけた版代が計上されます。
この版は縦には長いですが横には短くコンパクトにまとまっているので版のカタマリとしては効率の良い物になっています。

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これがハガキの左下にも箔を…となると、面積を広く取らなくてはならないので代金が高くなってしまいます。
コストを考えたい時の参考にしていただければと思います。

もちろん、表現したい内容の方が大事ですよ〜!!


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by wakocards | 2017-01-07 11:17 | 箔のはなし | Comments(0)

優美な白い羽の年賀状

あけましておめでとうございます。
1月5日より、和香も営業開始しています。

さて、今年の年賀状で印刷のオーダーをいただいたものを少しご紹介させていただきます。

まずは白い羽の形に型抜きされた、もらって嬉しいこちらの年賀状です。

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この優美な翼のライン、素敵ですねえ。
少し広くなると猛禽類の翼になってしまうし、細すぎると貧弱な印象になってしまうし。このカタチは意外に難しいと思います。

羽の上のところに「2017 Happy new year」の文字が箔押しされています。
文字だけでなく、シュシュっと描かれた羽のワンポイントが温かみを加えています。
さすがですね。
こちらはカリグラフィーのお仕事を多くされているパッケージデザイン専門のデザイン会社、有限会社バウス 様ご依頼の年賀状です。

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「ウーペ」というフワフワ感のある紙の上にゴールドNo.3の箔押しがなされているのですが、こういうふわっとした用紙に箔押しをするのは結構テクニックが必要らしいです。押す強さを調整しながらクリアに仕上げる職人仕事です。

取り扱いが難しく、しかも価格も高い用紙のようで、営業担当がブログへの掲載を躊躇していましたが、素敵なのでご紹介させていただきました(*^^*)

今年もこういうワクワクするようなお仕事を色々とご紹介して参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


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by wakocards | 2017-01-07 10:54 | 箔のはなし | Comments(0)