樹脂版とエンボス版

最近立て続けにエンボス版を依頼する機会がありました。

箔押しの銅版は凸版が基本で、紙に押し込んで少し凹むのが味わいの一つです。
エンボス版は逆で、紙を下から上に浮き上がるような加工をするための版です。
エンボス加工をするときは図のように、銅版(凹)に樹脂版をはめ込むようにして印刷するので、柔らかい素材の樹脂凸の版を使うのです。

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箔押しだけでも素敵なのですが、さらにエンボスを加えるとこの立体感!

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(写真)左から箔押し、中央が箔押しの上にエンボス加工、右は箔なしで空押ししたもの。



先日、このエンボス版発注で失敗してしまいました。

エンボス版用の樹脂版を依頼されたのに、普通の樹脂版を頼んでしまいました。
(通常の樹脂版は、活版印刷をする時に発注したりしています)

どう違うかというと、同じデータでも版の向きが違うのですー!!!

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(写真)左が樹脂版として頼んだ時の向き。右がエンボス用の版。

普通、銅板にしろ、樹脂版にしろ、
押した時に正像になるように、ハンコは鏡像です。
エンボス用の版は正像で良かったのです。
勉強になったわ〜。
(実はこの後、さらにもう一つ失敗をしてしまったのですが、スタッフのフォローに助けられております。。。)

ちなみに同じように紙を立体的に見せる方法ですが、押し上げるのでなく、押し込んで凹ますほうの加工を「デボス加工」と言います(*^^*)


さらにこの仕事、エンボス加工だけでなく、抜き加工もありました。

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写真は抜き加工をした後のいらない部分なのですが、捨てるのが勿体無い!(捨ててないですよー)
これだけでも楽しい気持ちになりますよね。(*´∀`*)

型抜きも色々と奥が深そうなのでそのうちにご紹介したいと思います。


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by wakocards | 2017-05-31 17:22 | 版のはなし | Comments(0)

先日のことです。
工場長でもある社長が、ある印刷物を見せてくれました。

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濃い青の手触り感のある紙にスミ色での印刷。
伝統的な雰囲気の波を表現したドット柄。この濃い印刷にシルバーの箔押しが入るそうで、
もうオシャレになること間違いなしですねー(*^^*)

と、フワフワした気持ちで見ていたのですが、
社長が伝えたかったのはそこではありませんでした。

「こういう濃い色の紙に黒っぽい色で印刷するときってトンボが見えないでしょ」

「えっ、あれ? トンボがどこかに印刷されているのですか?」

トンボというのはトリムマークとも言われますが、印刷物の仕上りの位置や断裁の場所を指定したり、多色刷りのときの位置あわせ(見当あわせ)に使ったりと、印刷の現場ではとても大事なものです。

なのに、この印刷物ではトンボが全然見えません。

ツルツルの紙だったらもう少し見えたかもしれませんが、デコボコ感のある紙で
なおさらわかりにくくなっているようです。

「こういうときにトンボを付ける場合、こうやってもらうといいんだよ」

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次に見せてもらったのはクリームがかったキラキラの白い紙にやはりクリーム色を刷った印刷物でした。

トンボの中にベタが塗ってあります!!!

「センタートンボや折トンボにもこうやって、目印を入れておくとわかりやすいんだよね」

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「なるほど〜〜!!!」

白い紙にCMYK4色印刷ばかりを主にやっていた私には目からウロコのテクニック。


いや、テクニックというよりも、現場の人が仕事しにくくならないような
気遣い、コミュニケーションというものなんですね。


【おさらい】
紙の種類や色によってはトンボがわかりにくくなる時がある。
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そういったときにはトンボがわかりやすくなるように、印をつけておくとGood!

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いつも勉強させていただいております。



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by wakocards | 2017-05-02 13:35 | データ作成のはなし | Comments(0)

断裁機で千切りキャベツ

すっかり春ですね^^

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前回のブログで断裁機について書きましたが、その後、職人Kさんがブログを読んでくれたらしく、「千切りキャベツだよー」と、こんなものを持ってきてくれました。

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さすがに本物のキャベツではありませんが、NAGAIのホームページに掲載されていたQAにあったように0.3mmでカットしてみたらしいです。

0.3mm(上)だとちょっとムラが出ますが、
0.5mm(下)だと綺麗な紙の房ができています〜!\(^w^)/

いつかこれで何か面白いものが作れるかもしれません。




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by wakocards | 2017-05-01 17:38 | 日々のこと | Comments(0)