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「二点しんにょう」

先日のお仕事の話です。
お客様へ個別に送るDMの組版というのをやりました。
基本のレイアウトをして、
封筒の宛名と、案内状のお客様名、送り主の担当者名を変えて出力する、という内容です。

今の時代だとオンデマンド印刷でお名前のところだけ変えて印刷、という方法もあるのでしょう。

ただし、この案内状というのが豪華な仕様。
まっすぐな厚さ1ミリのカード、その厚みである淵の部分に箔の加工が施されています。
この厚みでは普通の複合機に用紙を通すことはできません。

「二点しんにょう」_e0358047_17070203.jpg

私はデータを作るところまで仕事して、そこから先は慣れているスタッフにバトンパス!
普段から厚みのあるものを印字したり、席次表などのブライダルのお客様名を取り扱っている部門の担当者Nさんです。

しばらくしてNさんから「辻さんのお名前は一点しんにょうですか? 二点しんにょうですか?」という質問が入りました。

お客様からのメール内にお名前のリストがあったので、それをコピーしてきて組版に使ったのですが、私の使ったフォントでは「一点しんにょう」で表示されていました。しかし、メールの表示をよく見ると「二点しんにょう」で表現されています(((;゚Д゚;)))

私:「二点しんにょうに直すことはできますか?」
Nさん:「大丈夫ですよ、あらかじめよく使われるお名前は作字したものも持ってますから」

頼もしい〜〜〜〜〜!

「二点しんにょう」は旧字体の古い表現なのかと思ったらそうとは限らないようです。検索してみると新しい改定で「二点」が基本になっているとか!?

その後無事に分厚いカードに印字されて納品されたようです。
今回も大変勉強になりました^^


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by wakocards | 2020-09-07 17:11 | データ作成のはなし

今日は最近作ったデータを紹介します。
具体的な仕事の内容はご紹介できないので、画像は超アップで失礼します。

こんなデータが来ました。

K100%+K40%のデータから箔押し用のデータへ_e0358047_19105884.jpg

このK100%+K40%のデータを箔色1色で表現するというものです。

こんな感じで、という箔押しされた後の写真データはいただいたのですが、解像度も荒く、詳細がわかりにくい状態でした。
画像は海外から送ってもらったそうで、現物は日本にはありません。
でもその画像を見るとパターン箔と金箔を2回押したみたいにアミ部分とベタ部分の差ははっきり見えていました。

「K100%+K40%のデータを箔色1色」なので、K40%の部分はK100のアミ点に置き換えます。
イラストレーター上でやる場合、「効果」>「ピクセレート」>「カラーハーフトーン」で一番細かいピクセルで指定。
ただそれだけだと、ベタの部分とアミの境目が繋がって見えたりぼんやりする可能性が懸念されました。

そこで、アミ部分とベタ部分がキリッと区分けられるように、ベタのフチに細く白を入れました。

K100%+K40%のデータから箔押し用のデータへ_e0358047_19105870.jpg

これが今回のデータ作成のキモだった〜!

そのデータをもとに銅版作って箔押しされたのがコチラ!

K100%+K40%のデータから箔押し用のデータへ_e0358047_19110820.jpg

線の存在を感じさせずにちゃんと境目くっきり。

いい感じにできました(*^^*)



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by wakocards | 2020-07-22 19:14 | データ作成のはなし

和香の箱、運用中〜!

なかなかブログ更新できていませんでしたが、新型コロナウイルスの影響なのか、唐突に時間ができました。
「そうだ、ブログ書こう。」

2018年の6月に書いたブログ
「和香の箱、作成中〜!」というのがあります。

実はあれからもう出来上がって運用中です〜!でへへ!

あのあと、いくつかのデザインを作って社内投票しました。
それで決定したのがコチラの立方体を重ねたようにも見える菱形デザインです。

和香の箱、運用中〜!_e0358047_14325175.jpg

箱の横には「2」と入れました。
これはこの箱が二つ折り用のカード箱だというのを意味しています。

和香の箱、運用中〜!_e0358047_14325200.jpg

印刷が上がってきた時は、思ったより濃いピンクで、
もっと柔らかな優しいピンク色のはずがくっきりしちゃった、どうしよう!
と慌てたものです。

それはまだいいとして、苦労して作った抜き型データにミスがあって、
組み立ててみたらなんかここ浮いちゃってるんだけど!
ということもありました…(遠い目)

そこは工場長や抜き型屋さんの機転と技で、抜き型の問題の箇所を微調整することでちゃんとした箱になる型に修正して頂きました〜m(__)m
へっぽこデザイナーのワタクシ、こんなのばかりで申し訳ないです。

和香の箱、運用中〜!_e0358047_14324422.jpg

こうやって運用されている様子を見ると、濃すぎたかなと思っていたピンクもさほど気になりません。
おめでたいカードが入っているものだからこのくらいでもいいですかね?(^^ゞ

そんなわけで、お取引先のお客様には現在この箱でお届けされています。

和香の箱、運用中〜!_e0358047_14325165.jpg
和香の箱、運用中〜!_e0358047_14325193.jpg

何気ないことですが、この和香の新しい箱で明るい気持ちになっていただければ何よりです。



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by wakocards | 2020-03-12 14:41 | データ作成のはなし

和香の箱、作成中〜!

和香の箱とは?

これです!

和香の箱、作成中〜!_e0358047_15132890.jpg

ブライダルのカードなどを入れて、100枚単位でご注文のお客様に送るときに使います。

歴史を感じさせるポップ?なデザイン。

1965年。創業者3名が、紙製品総合メ-カ-の株式会社平和堂から独立し、株式会社和香が誕生しました。当初は和香名刺株式会社という名前で名刺をメインにお仕事されていたようです。

創業当時から和香のコーポレートマークは平和の象徴「鳩」で、Three Dove(3羽の鳩)とキャッチが入っておりました。

3人の創業者はすでに他界され、現在は鳩のマークのみが名刺や封筒など、ワンポイントで入っています。

現在使っているこの箱の在庫がそろそろ切れるタイミングで、箱の作りも変えてリニューアルしよう、という話になりました。

和香の箱、作成中〜!_e0358047_15132981.jpg

こちらの↑貼り箱タイプから、↓組み立てタイプに。

和香の箱、作成中〜!_e0358047_15132972.jpg

フタに当たる厚紙に直接1色印刷です。

箱の展開を作るのはなかなか難しいです。
折り目部分に切り込みを入れたり、折って重なる部分はツブレを逃すためのアキをとったり。身近にあった箱を広げて参考にするのですが、いろんな工夫がされているのがわかります。

和香の箱、作成中〜!_e0358047_15190803.jpg

和香の箱、作成中〜!_e0358047_15132864.jpg

送られてきたらちょっと嬉しいデザインにしようと試行錯誤中ですー。
いろんな案件の合間に進めているので完成までにはまだかかるでしょうが、
いいものができるように頑張ろ〜^^

和香の箱、作成中〜!_e0358047_15132812.jpg

3人の創業者の方々のお話を伺うことはもうできませんが、50年以上も続いてきた和香のお仕事を大事にしなければ、と思う毎日です。



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by wakocards | 2018-06-08 15:20 | データ作成のはなし

先日のことです。
工場長でもある社長が、ある印刷物を見せてくれました。

濃い色の紙に黒で印刷するときのトンボ_e0358047_13292955.jpg

濃い青の手触り感のある紙にスミ色での印刷。
伝統的な雰囲気の波を表現したドット柄。この濃い印刷にシルバーの箔押しが入るそうで、
もうオシャレになること間違いなしですねー(*^^*)

と、フワフワした気持ちで見ていたのですが、
社長が伝えたかったのはそこではありませんでした。

「こういう濃い色の紙に黒っぽい色で印刷するときってトンボが見えないでしょ」

「えっ、あれ? トンボがどこかに印刷されているのですか?」

トンボというのはトリムマークとも言われますが、印刷物の仕上りの位置や断裁の場所を指定したり、多色刷りのときの位置あわせ(見当あわせ)に使ったりと、印刷の現場ではとても大事なものです。

なのに、この印刷物ではトンボが全然見えません。

ツルツルの紙だったらもう少し見えたかもしれませんが、デコボコ感のある紙で
なおさらわかりにくくなっているようです。

「こういうときにトンボを付ける場合、こうやってもらうといいんだよ」

濃い色の紙に黒で印刷するときのトンボ_e0358047_13303815.jpg

次に見せてもらったのはクリームがかったキラキラの白い紙にやはりクリーム色を刷った印刷物でした。

トンボの中にベタが塗ってあります!!!

「センタートンボや折トンボにもこうやって、目印を入れておくとわかりやすいんだよね」

濃い色の紙に黒で印刷するときのトンボ_e0358047_13304269.jpg

「なるほど〜〜!!!」

白い紙にCMYK4色印刷ばかりを主にやっていた私には目からウロコのテクニック。


いや、テクニックというよりも、現場の人が仕事しにくくならないような
気遣い、コミュニケーションというものなんですね。


【おさらい】
紙の種類や色によってはトンボがわかりにくくなる時がある。
濃い色の紙に黒で印刷するときのトンボ_e0358047_13314297.jpg
濃い色の紙に黒で印刷するときのトンボ_e0358047_13314330.jpg

そういったときにはトンボがわかりやすくなるように、印をつけておくとGood!

濃い色の紙に黒で印刷するときのトンボ_e0358047_13314392.jpg



いつも勉強させていただいております。



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by wakocards | 2017-05-02 13:35 | データ作成のはなし

毎日色々な仕事が巡っている社内です。
最初に指導してくれた先輩は「ミスはやっていいから」と言ってくれました。

私はデータをいただいてから印刷に適した加工・手配をする業務担当ですが、これまでに、いろいろミスをたくさんしています。
ほとんどが制作の途中で、営業の担当の方や、現場の職人さんが気がついてくれて
納品まで行ったのは少しだけですが、(あるんかい!!)
経験値が上がっていることだけは確かです^^;;;


忘れないように書き留めておきます。

「名刺の肩書きが落ちた」など、一部の文字が抜けてしまった。
>>そこだけロックされていたり、そこだけグループ化されていなくてコピペする時に拾い漏れがおきた。

データ加工時の失敗いろいろ。_e0358047_19442314.jpg

アミ点の入った箔押し印刷には向かない銅版を作成してしまった。
>>線はK100で安心したら中の塗りがリッチブラック。
または「透明効果」が使われていて、気がつかなかったケース。

データ加工時の失敗いろいろ。_e0358047_19442690.jpg


部分的に削除したはずが想定外の部分も削除されてしまった。
>>グループ化されていたりアピアランスやクリッピングマスクが適用されていて選択が上手くいかないことも多い。

封筒の「別納マーク」と「後納マーク」の見間違い。
>>たくさん進行している封筒のなかで、マークは1種類かと思ったら2種類あった。

封筒のベロ部分、塗り足しが足りない。
>>色を使うところ、塗り足し伸ばし忘れ。

ショップカードのQRコードがRGBで入稿されていた。
>>スミに変更〜!!

元がRGBで作られていたらしいデータ、CMYKになっているから大丈夫かと思ったらくすんでしまった。
>>CMYKの数値が望んでいる色になっているかカラー見本で確認しよう。

裁ち落としまでデータがなかったので伸ばしたら、裁ち落としの少し内側で止めるべきデータだった。
>>データの不備かと思って勝手に直してはいけません。あれっと思ったら確認、確認。


人の作ったデータを触るのは難しいですが、デザインされたそのデータが実際に印刷されて、想像以上に素晴らしい仕上がりになったりすることもたくさんあります。
毎日現場から上がってくる作品たちにうっとりさせられます。

データ加工時の失敗いろいろ。_e0358047_20050547.jpg


失敗もあるけれど、私はこの仕事が好きだなあ。
さあ、精進しましょう〜!



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by wakocards | 2017-03-28 20:06 | データ作成のはなし